ハンズオンセミナー

1.参加資格

参加申し込み時に理学療法士免許を有し、日本理学療法士協会に所属する会員

2.参加費

無料 (第27回静岡県理学療法学術大会参加者のみ)

3.申し込み方法

参加には事前登録が必要です。2024年3月29日 12:00から大会ホームページにて事前登録を受け付けます。 先着順とし、定員に達し次第締め切らせていただきます。

ハンズオンセミナーⅠ:前庭機能障害に対する評価と介入
定員30名 定員に達しましたので受付終了しました。
日時2024年 6月 22日 (土) 13:00~15:10
講師松村 将司 (杏林大学)
杉山 昌幸 (専門学校中央医療健康大学校)
内容前庭機能障害とは、主に前庭疾患によって引き起こされる障害の総称です。原因部位によって、末梢性(前庭神経炎、メニエール病、突発性難聴など)、中枢性(脳梗塞、脳出血など)、頸性などに分類されています。前庭疾患発症後は、多くの場合は前庭代償によって症状の緩和や機能回復がみられます。しかしながら、なかなか回復しない方もおり、前庭機能障害に対する理学療法(前庭リハビリテーション)が必要となります。また、高齢者におけるめまい平衡障害の発症率は20~30%とも報告されており、前庭リハビリテーションは必ずしも前庭疾患のみが対象となるものではありません。つまり、運動器疾患などであっても対象となるということです。本講演では、①前庭機能障害の基礎、②前庭機能の評価、③前庭リハビリテーションの実践、④良性発作性頭位めまい症の代表的な評価と治療について、実技も含めて概説します。
申し込みフォームhttps://forms.gle/BBihGnxhVA4FujKM6
ハンズオンセミナーⅡ:理学療法 × エコー
定員20名 定員に達しましたので受付終了しました。
日時2024年 6月 23日 (日) 10:00~12:10
講師齊藤 正佳 (東京先進整形外科)
栗田 泰成 (常葉大学)
鈴木 翼  (静岡リウマチ整形外科リハビリ病院)
内容運動器疾患を扱う我々理学療法士は、日々の臨床で痛みを訴える患者に多々遭遇します。そのため、理学療法士は痛みの根源を身体所見や画像所見から総合的に判断することが求められます。超音波診断装置(以下、エコー) は技術革新の成果より高画質化し、MRIに比べて空間分解能が高く、筋線維の走行や筋間、神経、靭帯組織などを明瞭に画像化することができます。つまり、エコー下での触診は、より正確に組織を触れられることを意味し、圧痛検査が陽性となれば即座に運動療法への展開も可能となります。さらに、エコーの臨床使用において最も有用性を感じるのは、深層筋やインナーマッスルの収縮を可視化できる点にあります。特にインナーマッスルの収縮は、関節運動の基盤となるため、確実な収縮が運動療法の効果に影響します。本講演では、エコーを臨床で使用するために必要な基礎知識を紹介し、代表的な神経や筋の描出、さらには筋の収縮動態などをご体験いただきたいと考えています。エコーを使った臨床は、理学療法士の成長を早めるだけでなく、患者とのコミュニケーションツールにもなりえます。実際にプローブを握り、エコーを使ったからこそわかる触診や筋収縮について体験してください。
申し込みフォームhttps://forms.gle/4xykKZvGv1crjhx4A
ハンズオンセミナーⅢ:尿失禁に対する理学療法の可能性
定員20名 定員に達しましたので受付終了しました。
※女性のみ (下腹部エコーを実施するため)
日時2024年 6月 23日 (日) 13:20~15:30
講師中野 聡子 (常葉大学)
牧野 泰枝 (静岡市立静岡病院)
内容本邦において40歳以上の男女の15%が腹圧性尿失禁を有しており、60歳以上の中高年ではその罹患率が高くなることが報告されています。腹圧性尿失禁に対する、骨盤底筋トレーニングの有効性はすでに多くのランダム化比較試験により支持されています。一方で、骨盤底筋は目視できない部位にあるため、対象者は収縮する感覚を得にくいという課題があります。そこで、本セミナーでは、骨盤底筋の評価およびトレーニングに超音波画像診断装置(以下、エコー)を用いる方法を取り上げます。エコーを使用するのが初めての方や骨盤底機能に興味がある方々を対象として、骨盤底機能に関する基礎知識から解説します。さらに、実際にエコーを用いて骨盤底筋のアセスメントや、フィードバックをトレーニング場面でどのように使用するかを紹介します。加えて、排尿自立支援を行う排尿ケアチームについて、実際の活動内容と理学療法士としての役割や関わりを紹介します。
申し込みフォームhttps://forms.gle/JYDL9g3SFS2V3SNAA