理学療法士会とは
静岡県理学療法士会の沿革
静岡県理学療法士会は、昭和44年に静岡県内に勤務・在住する理学療法士11名により設立された職能学術団体です。平成20年に有限責任中間法人として認可された後、一般社団・財団法人法改正に伴い、平成21年に一般社団法人に移行、平成29年4月1日付で静岡県により公益社団法人への移行認可が認められました。
会長挨拶

本会は、理学療法士(国家資格)による、県民の保健・医療及び福祉に寄与することを目的として設立した学術・職能団体です。理学療法士は、医療機関(病院・クリニック)や老人保健施設を中心に、児童福祉施設・地域包括支援センター・教育研究施設・行政関係施設など幅広い分野で県民の健康な暮らしを支えられるよう日々業務にあたっております。
理学療法士を簡潔に表現しますと『身体の動きの専門家』という表現が合致すると思われます。骨折をされたり、麻痺のある身体になった方々に対する「三次予防」(疾病が発症した後、必要な治療を受け、機能の維持・回復を図ること)を実施しながら、『身体の動きの専門家』の特色を活かし、福祉用具の適用相談、住宅改修相談も行います。他職種とも連携して、病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切にしていきます。
また人口の高齢化および疾病構造の変化(生活習慣病の増加など)に伴い、「一次予防」(生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等を予防すること)の分野での活動も増えてきており、身体活動を通して健康寿命の延伸(壮年期死亡の減少及び健康で自立して暮らすことができる期間)に関与しています。これを効率的に推し進めるため行政(県・市町)と協働し、さらには医療・保健福祉・教育の各分野・団体との連携を強化しつつ、これまで以上の活動を展開していけるよう団体としての能力を高めていく方針です。
身体の動きは人として不可欠なものであり、人それぞれの豊かな資源となります。乳幼児から高齢者という幅広い対象者の方々に実感していただけるために、会員の更なる知識技術そして社会性の向上を図り、県民の皆様の健康増進に寄与できるよう団体として活動してまいります。
当会の活動につきまして皆様のご理解とお力添えをいただけますよう、どうぞよろしくお願い致します。
公益社団法人 静岡県理学療法士会
会長 大石 義秀